クラミジアの症状・特徴

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クラミジアは性行為によって感染する性病(STD)の一つで、感染者は日本国内に100万人以上いると言われています。どんな年代でもかかるリスクはありますが、無防備なセックスをしたり、不特定多数の人とセックスをするような生活を送っている人はかかるリスクが高くなるため、ライフスタイルによって自分自身でリスクを管理できる病気と言えるでしょう。ちなみに2017年現在においては、日本の一般的な高校生の中で、性経験をした男子のうち6.7%程度、女子の13.1%程度はこの疾患に感染している、またはしたことがあるというほど、若い世代にとっても脅威の疾患となっています。

 

この疾患自体は直接命にかかわるようなものではありませんが、適切な治療をせずに放置してしまうことで不妊症の原因になったり、HIVに感染するリスクが通常の3倍~5倍も高くなってしまいます。また、妊娠中に感染してしまうと、出産の際に赤ちゃんが感染する母子感染を起こしてしまう可能性が高くなるため、出産前の治療が必要となります。また、感染部分が炎症を起こしてしまうことによって免疫機能が低下し、他の性感染症にもかかりやすくなってしまうため、注意しなければいけません。普段とは異なる症状が出た場合には、念のために病院で検査してもらう習慣をつけることが、負の連鎖に陥らない予防策と言えるでしょう。

 

この疾患は性病なので、主にセックスをすることによって感染するという特徴があります。セックスをすることで、クラミジアの病原体であるクラミジアトラコマティスが粘膜へと感染するわけですが、通常のセックスだけでなく、アナルセックスやオーラルセックスをしても感染することが分かっています。粘膜同士を接触したり、精液や膣の分泌液を介してもうつるので、セックスに近い行為をしても感染リスクは高いと言えるでしょう。

 

クラミジアに感染すると、初期の段階では自覚できる症状が出ないことが多く、気づかないまま放置したり、パートナーなどセックスをする相手に移してしまうことが多いものです。しかし、放置しても自然治癒することはないため、治療を受けるには病院を受診しなければいけませんし、放置すると男女ともに自覚症状が起こるようになるので、ずっと気づかないということはありません。気づいた時点ですぐに病院を受診することはもちろんですが、性行為をした相手にも受診するようにすすめましょう。

 

この疾患は、男女で自覚症状が異なるという特徴があります。男性の場合には、感染しやすいのは主に尿道で、尿道炎や精巣上体炎などに炎症が起こります。そのため、尿道から膿がでたり、排尿の時に痛みを感じたり、尿道のあたりに不快感や痒みを感じたりします。また、精巣上体が腫れることもありますし、熱が出たり痛みを感じることもあります。炎症の度合いによってどのような症状がどんなぐらいに出るのかは個人差がありますし、尿道から膿が出る場合でも、サラサラしているものが出ることもあれば、粘着性のものが出ることもあり、皆が同じ症状となるわけではありません。男性の場合、これらの症状が出てもそれほど深刻になることが少ないため、治療を受けずに放置してしまいやすいものです。しかし、放置しても自然治癒することはなく、炎症がどんどん広がって前立腺炎や血清液症へと進行するリスクがあるので、注意が必要ですね。

 

女性の場合には、一般的なセックスで感染した場合には子宮頚管がまず感染して子宮頚管炎が起こります。その後、炎症が少しずつ広がって腹腔内や骨盤内で様々な症状が出てしまうわけですが、女性も男性と同様に、はっきりと自覚できる症状が出るまでにはかなり時間がかかりますし、初期の頃は全く気付かないまま放置してしまいやすいという特徴があります。そのため、放置したことによって卵管まで炎症が達してしまい、卵管炎をおこしたり、不妊症や子宮外妊娠を引き起こす原因となるリスクが高くなってしまいます。女性に起こる症状としては、まずおりものの量が増えることがあります。また、セックスの時に炎症によって痛みを感じたり、下腹部に痛みを感じることもあるでしょう。炎症が進行すると不正出血を起こることもあるため、普段とは違う現象が起こった時には、念のために病院を受診する習慣をつけることが大切ですね。

 

女性の場合、オーラルセックスをすることによって喉に感染してしまうこともあります。この場合には、のどが痛くなったり腫れたりしますが、この場合にもはっきりと自覚できる症状は起こりにくいため、気づかずに放置してしまう人は多いようですね。喉と膣とでは感染場所が異なるため、喉のクラミジアが膣へ飛び火することはありませんが、セックスの過程で喉に感染した女性の10%~20%程度は、膣にも感染しているため、もしも喉に感染していることが分かった場合には、念のために膣にも感染していないかを検査することが必要です。

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